江南所無・こうなんしょむ

江南所無・こうなんしょむ

  • 花色:紅色八重の大輪
  • 咲き始めの時期:3月中旬
  • 花弁同士の重なりが厚い抱え咲きである。雄しべは短く、内側は束開し、外側は散開する。若い枝の日焼けの濃いのが特徴である。
  • 中国からの古い品種と言われ、室町時代の国語辞書のひとつ「下学集」に、『鶯宿梅』(京都、相国寺林光院の咲き分け種)と共に掲載されている。
  • 品種名は、陸凱(りくがい)(中国南朝宋時代の人)が、江南から長安の友人へ一枝の梅を届けて詠われた詩をもとに、江南にこれほどの紅の梅はないと、日本で名付けたと考えられている。